夜尿症の原因
夜尿症の原因はお子さまの機能的な問題であることが多く、ほとんどは病的なものではありません。また、夜尿症の原因は様々です。またどれか1つが原因というよりは複数の原因が合わさっている場合が多くあります。
ただし、今までおねしょがなかったお子さまが急におねしょをするようになった場合には心身の疲れからきている場合があります。
小さな頃からおねしょが続いている場合
1.膀胱が未発達のため、多くのおしっこを溜められない
成長に伴い、膀胱も大きくなります。しかし膀胱の発達が遅れると、寝ている間に作られるおしっこを溜めておくことができないことが原因となります。
2.寝ている間におしっこがたくさん作られてしまう
寝ている間は抗利尿ホルモンというホルモンが作られ、おしっこの量を調整していますが、このホルモンの分泌が少ないと夜間に溜められる以上のおしっこが作られてしまいます。
3.おしっこをしたい時に目を覚ますことができない
膀胱におしっこが溜まれば浅い睡眠に以降し、目が覚めるのですが、小さなお子様は眠りが深く目が覚ますことができなかったりする場合があります。これを覚醒障害といいます。
急におねしょをするようになった場合
1.ストレスが溜まっている
小学校の入学など新しい環境ではお子さまにストレスが溜まっている可能性があります。
お子さまが悩んだり、困っていることを親身に聞いてあげましょう。
2.疲れがたまっていたり、体調が悪い
お子さまは体調を崩しやすいです。しっかりした睡眠時間の確保や規則正しい生活を意識しましょう。